のこ
誰かと暮らすことについて
何か意識したことがある?
ぬこ
あんまりないなあ。
でも飼い主がいれば安心。
のこ
こちらは様々な悩みを抱える
男女が、自分なりの答えを
見つけていく物語よ。
ぬこ
飼い主がいる限り、俺に悩みはない。
あ、チュールが毎日食べられないという
悩みはある。
『誰かと暮らすということ』 伊藤 たかみ (著) 角川文庫
あらすじ
会社で、同僚からも距離を置かれている男女、倒産寸前のレンタルビデオ店を経営する夫婦、離婚したばかりで一人暮らしをはじめた女性。今の状態に窮屈さを感じているが、どうしたら良いのかわからずに悩み、やがて答えを見つけていく、心あたたまる物語。
会社の同僚から浮いているが、気兼ねなく過ごせる同期の男女。次第に心を寄せていく二人の姿を柱に、彼らの行動範囲に存在する人物たちが、それぞれに悩みを抱え、そしてその答えを自分自身で見出します。
まとめ
日常の生活の中に問題の答えや、喜びの種は転がっています。「当たり前そうに見える幸せほど手に入りにくい」という作中のセリフは、目の前のことにとらわれ、その幸せが見えにくくなっていることに気づかせてくれるのです。
<こんな人におすすめ>
今いる所は自分の居場所ではないと感じることがある
心があたたかくなるような日常の物語を読みたい
伊藤 たかみのファン
リンク
ぬこ
人間も大変だな〜。
でも悩むのも、解決するのも
自分自身でできるところがすごいな。
のこ
もともと持っている答えが
いろんな状況で見えづらく
なっているのかもしれないわね。
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