のこ
こちらは奇妙な館で起こる
殺人事件を解いていく
ミステリーよ。
ぬこ
おっ 名探偵が登場
したりするのか?
のこ
そうなの。過去に一度事件は
解決されたのだけれど、15年後に
再び調査の依頼が探偵の元にくるのよ。
ぬこ
15年後!?
なんだってまた…。その再調査の
依頼も気になるなあ。
『鏡の中は日曜日』 殊能 将之 (著) 講談社文庫
あらすじ
梵貝荘と呼ばれる、法螺貝の形を様した奇妙な館。フランスの詩人、マラルメを研究する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生する。名探偵の活躍により解決したと思われていたが、15年後、現代の名探偵・石動の元へ事件再調査の依頼がくる。
梵貝荘の主人、瑞門龍司郎が主催する「火曜会」には様々な客が訪れていた。フランス文学を研究する助教授とその教え子たち、文芸評論家、俳優、弁護士、名探偵とその助手など。深夜の悲鳴で中庭に駆けつけた彼らが見つけたのは一人の男の死体だった。
まとめ
中庭への出入り口は一つしかない密室状態。名探偵が見事に解決したと思われた事件は、15年後、別の探偵によって思わぬ方向へ進んでいきます。時の流れと場面が巧妙に交錯しています。気をつけて読んでいてもやはり騙されてしまう、見事な本格ミステリ。
<こんな人におすすめ>
名探偵が登場する密室殺人事件を読みたい
構成が見事で、読む者が見事に騙される物語が好き
殊能 将之のファン
リンク
ぬこ
え?過去?今?
どっちどっち???
もう一回読み返さないと!!
のこ
知らぬ間に誘導され
迷宮に迷い込んだかのように
なる見事な構成のミステリーよ。
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コメント