臨場感を持って迫る戦後最大の誘拐事件

のこ
のこ

こちらは1963年に起こった

誘拐事件について描いた

ノンフィクションよ。

ぬこ
ぬこ

高度成長期の頃だな。

日本の警察も優秀だし、

誘拐を成功させるのは

難しいんじゃないの?

のこ
のこ

ところが警察の失態により

犯人を撮り逃してしまうの。

ぬこ
ぬこ

ええっ!?そりゃまずいだろう。

犯人はいったいどんなヤツなんだ?

『誘拐』 本田靖春 (著) ちくま文庫

あらすじ

東京オリンピックを翌年にひかえた1963年、東京の下町でもうすぐ五歳になる男の子、吉展ちゃんが誘拐される事件が起こった。警察の失態による犯人の取り逃がし、被害者の死亡によって世間の注目を集めたこの事件。犯人がその罪を犯した背景とはどのようなものだったのか?

高度経済成長期の日本。一億総中流の動きの中で取り残された1人の男。幼い頃から底流をさまよっていた彼は子供を誘拐し、身代金を要求。捜査の目をくぐり抜け、現金を奪うことに成功したのです。

まとめ

犯行を詳細に、そして犯人像を生い立ちから深く掘り下げて描写しています。警察の執念を見せた2年にもわたる捜査や、犯人、被害者の姿がうかびあがってくる、ノンフィクションの傑作です。

<こんな人におすすめ>

戦後最大の誘拐事件に興味がある
誘拐事件の犯人をじっくりと描いたノンフィクションを読んでみたい
事件が起こった時代背景や状況を知りたい

ぬこ
ぬこ

うわあ…

なんか犯人の生き様が

浮かび上がってくるようだな。

のこ
のこ

犯人の背景、そして2年もの間

犯人を追いかけた警察の執念を

描く、骨太のノンフィクションね。

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