のこ
こちらは多摩川沿いの
バーで供されるお酒とつまみ、
そして人間模様を描く物語よ。
ぬこ
毎回酒とつまみの組み合わせが
秀逸だよなあ。飲みたくなる〜って
飼い主が叫んでいるぞ。
のこ
お客さんに合ったお酒を
出してくれるところも
いいわよね。
ぬこ
こんな店の常連に
なりたいもんだなあ。
『酒の神さま バー・リバーサイド(3) 』 吉村喜彦 (著) 角川春樹事務所
あらすじ
多摩川のほとりにある「バー・リバーサイド」。やさしく客を迎えるマスターの川原とちょっぴりお調子者の若きバーテンダーの琉平が、お客の心に寄り添う酒と、その酒に合うつまみを用意。心に沁みていく酒とフードの味わいを感じながら、夜が更けていく。
タクシー・ドライバーとなって十年になるアッコ。優秀な成績をおさめて活躍していたが、女性上司との関係がこじれ、売り上げはダウン。仕事も以前ほど楽しさを感じなくなって…。
外を見れば多摩川のほとりに菜の花が咲いています。川原はアッコに、シャンパンにオレンジジュースを加えた「ミモザ」を出します。その鮮やかな色と、爽やかな味わいに、アッコは過去へと思いを馳せるのです。
まとめ
丁寧に供される酒とつまみは、忘れていた心の大事な部分を思い出させてくれるようです。酒を片手に読んでみれば、バーのお客の気分を味わえるかもしれません。
<こんな人におすすめ>
うまい酒とつまみが好き
人の心に染み入るような酒の話を読みたい
吉村喜彦のファン
リンク
ぬこ
河原の菜の花の黄色、カクテル「ミモザ」の
オレンジ。色も鮮やかに浮かんでくるなあ。
のこ
お客たちの人生を寄り添いながら
じっくりお酒を傾けているような
気分を味わえるわね。
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