青い蓮の花に隠された人の業と神の存在

のこ
のこ

こちらは53歳の巡査長、真行寺弘道が

活躍するミステリーよ。

ぬこ
ぬこ

今回はどんな話なんだ?

のこ
のこ

殺されたインド人の事件が

宗教問題などに広がって

いくの。

ぬこ
ぬこ

なんだか複雑そうだな。

でも飼い主はページ開いたとたん

最後まで一気読みしちゃったって

言ってたぞ。

『ブルーロータス-巡査長 真行寺弘道』  榎本 憲男 (著) 中公文庫

あらすじ

警視庁捜査一課の真行寺弘道は、53歳にしてヒラの刑事。荒川の河川敷での捜査現場に出くわす。発見されたのはインド人男性の変死体だった。事件性を感じた真行寺は、インドを専門とする研究者・時任の協力で捜査を進めていく。

インド人変死体の謎に潜む影

母校の音楽サークルの部室に立ち寄った真行寺は、血を流して倒れる1人の学生と、それを取り囲む数名の学生に遭遇。そこに登場したのは、アメリカの偉大なミュージシャンの孫・巽リョートだった。

一方、殺されたインド人が訪れたインド料理店の店長が行方不明となっており、真行寺はその足跡を追い、一路北海道へ。そこには、巨大企業の出資による無人自動車の研究所があり、副署長以外は全てインド人スタッフが勤めていた。

変死体の様子から宗教的対立を感じた真行寺は、研究所の時任の協力を得て、捜査にのぞむ。

まとめ

音楽サークル内での格差、宗教間でのカースト。日本社会と、インド社会での切実なその世界がリンクしていきます。権力に反する精神を保ちながらなぜか権力のもとで働く真行寺は、刑事という枠組みを超え、関わった者たちと魂でぶつかっていくようです。研究所、ブルーロータスの意味が明らかになったとき、戦慄が走る、一気読み必至のミステリー。

<こんな人におすすめ>

平刑事が活躍するエンタメ警察小説を読んでみたい
カースト制度の根深い闇について興味がある
榎本 憲男のファン

ぬこ
ぬこ

おもしろい!そして深い。

前作で活躍した黒木が

登場するのもいい!!

のこ
のこ

真行寺の「正義」が

必ずしも法律に沿うものでは

ないところが、ロックであり

人間臭くて魅力的なのよね。

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