『図書室のピーナッツ』 竹内 真 (著) 双葉文庫
あらすじ
資格は持たないが、高校の司書として働く詩織。図書室には、同僚や生徒たちから様々な謎が持ち込まれる。市立図書館へ足を向けた詩織は司書の山村の協力を得ながら司書という仕事の魅力やおもしろさを感じていく。シリーズ第二弾。
図書室に持ち込まれるワクワクする謎たち
サンタクロースは実在するのか?伝説の酒呑み、小原庄助の正体は?村上春樹とスヌーピーの関係は?など、好奇心をくすぐられるような謎たち。詩織は市立図書館を利用したり、生徒たちに調べさせて発表の場を作ったりしながら謎の答えを探していきます。司書としての山村の意見を大いに参考としたり、自分はまだまだだと落ち込んだりしながら、司書という仕事にしっかりと目を向け始めた詩織にエールを送りたくなります。
まとめ
今回も様々な本が登場し、書評本としても楽しめます、「調べる」時の図書館の使い方、取り組み方は、学生だけでなく大人にとっても参考になります。本から導き出される答えは、人それぞれにあって良い。そんな考えが心地よく、本を読む楽しさをいっそう感じさせてくれる物語です。
<こんな人におすすめ>
司書の仕事に興味がある
本にまつわる謎解きの話を読んでみたい
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