歴史・時代小説

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『親王殿下のパティシエール(7) 糕點師の昇格試験』篠原 悠希 (著)

清の第十七皇子・永璘のもと菓子職人見習いとしいて働く仏華ハーフのマリー。いずれ菓子職人として独立したいと考えているが、そうもいかない難題が次から次へとやってくる。乾隆帝の譲位、故郷フランスで起こった革命の結末、敬愛する主夫妻に降りかかる受難。度重なる試練に立ち向かい、マリーは新たな夢を追いはじめる。
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『猫君』畠中 恵 (著)

明るい茶虎、金眼銀眼の雄猫・みかんはこの世に生まれてもうすぐ二十年で『猫又』になりかかっている。そこで新米猫又たちが集まり教育を受ける場所、江戸城内の「猫宿」へと向かう。追いかけられたり、探しものをしたり、戦いを仕掛けられたりと新米猫又たちにい訪れる数々の難題を、みかんを仲間たちと協力しながら挑んでいく。
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『菖蒲ちまき 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

暦が夏を迎えた四月の半ば。江戸で評判の美男・喜八と弥助、そして旬の素材を使い気が効いた料理を作る松次郎らが働く芝居茶屋「かささぎ」では茗荷料理で客をもてなす。すると茗荷料理ばかりを食べさせて客を物忘れにさせる気だ、と騒ぐ客が現れる。「それは迷信だ」と、その理由を解説してくれたのは武家の中間である藍之助。この藍之助はある人物を探しているようで…。
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『春告げ桜 眠り医者ぐっすり庵』泉 ゆたか (著)

京料理で有名な高級料亭、桜屋で奉公修業をすることになった藍。やり手の商売人、一心からはこの体験から、桜屋を盛り立て、江戸の人々が喜ぶものを考えるように言われるが、慣れない仕事に四苦八苦。合間にもらった休みでぐっすり庵へと向かえば、眠れない人々がやってくる。藍の兄、松次郎と助手の福郎は、人を眠りに誘うための物を何やら作り出そうとしている様子で…。
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『福猫屋 お佐和のねこかし』三國 青葉 (著)

お佐和がはじめた『福猫屋』ではお茶とちょっとした甘味を楽しみ、猫たちを眺めたりいっしょに遊ぶことができる。また猫を出張させてのネズミ捕りや、お佐和の作る小物や、名人の型を使って染められた手拭いなどの雑貨の売り上げも軌道に乗ってきた。そんな矢先、猫が突然姿を消す「猫さらい」の噂が江戸の町に流れる。気をつけようと心がけた矢先、福猫屋から白猫のユキの姿が見えなくなり…。
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『銀二貫』高田 郁 (著)

安永七年(一七七八年)。大坂を襲った大火災「天満焼け」の被害に遭った「天満の天神さん」への寄進、銀二貫を持っていた寒天問屋「井川屋」の店主、和助。天神さんへ行く途中、仇討ちにより父を斬られ、その息子までもが刃を向けられる場に遭遇し、その仇を銀二貫で買う。息子は「松吉」と名付けられ、井川屋の丁稚として生きることに。商いを教えられ、多くの人と出会い、別れをくり返す中、商品である寒天への知識と愛着を深めていく。
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『いちねんかん』畠中恵 (著)

江戸の大店、長崎屋の店主とその妻が九州へ湯治にい行くことに。跡取り息子の一太郎は両親が不在の一年間、主として店を預かることになった。ところが、商品をかすめ取ろうとするいかさま師の登場や疫病の流行、大坂の大店からの無理難題など次々と災難がやってくる。妖たちは何とか一太郎を助けようとするが、無事にこの一年間を乗り越えることができるのか。
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『玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂』泉 ゆたか (著)

谷中感応寺の境内にある動物専門の養生所「毛玉堂」。口数が少なく愛想はないいが、見立ては確かな医師の凌雲と、動物好きの妻、お美津の二人で営むこの養生所には、様々な状態の動物とその飼い主が助けを求めてやってくる。。人々と動物の愛と絆を描く五篇の時代小説集。
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『福猫屋 お佐和のねこだすけ』三國 青葉 (著)

十八年連れ添った夫の松五郎が突然亡くなり、お佐和は塞ぎこみ食事も摂らず、1日中布団をかぶって寝ていた。そんなお佐和のもとに、ある日一匹の猫が迷い込む、お佐和はこの猫に福と名付け、世話をするうちに少しずつ立ち直っていく。そんな福にネズミを捕ってほしいい、という依頼が入ったことで、お佐和は猫へ何か恩返しとなるような商売はないものか、と思いをめぐらせる。
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『おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし』宮本 紀子 (著)

下り酒問屋の大店の内儀であったお雅は、夫と離縁し、京橋南にある水谷町で煮売屋を営んでいる。お雅のもとには気難しい差配が現れたり、常連客の色恋沙汰に巻き込まれたり、なんと元の亭主が店にやってきたりと様々な出来事が起こる。江戸の人情と季節を感じる物語。