イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『アルマジロの手:宇能鴻一郎傑作短編集』宇能 鴻一郎 (著) 淡路島の夜の公園で出会った老人は姫君に恋した狸について語りはじめた(「心中狸」)。不穏な空気がつきまとう「アルマジロの手」、むさぼり喰う快楽うに溺れる男を描く「月と鮟鱇男」の他、官能の深みに身を沈めていく数型と生の悲しみが胸に迫る七編の物語。 2024.06.12イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『お梅は呪いたい』藤崎 翔 (著) 築百年以上にもなる古民家の解体作業中に、古びた日本人形が発見された。それは今を遡ること五百年前の戦国時代に活躍した呪いの人形だったのだ。興味本位の底辺ユーチューバーに引き取られた呪いの人形の青梅はこの男を呪うことにするのだがなかなかうまくいかず…。 2024.06.10イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『バスクル新宿』大崎 梢 (著) 遠く離れた地に住む大事な人へ会いに、話を聞きたい友人を捜しに…。様々な思いを乗せて走る夜行バスは、新宿のバスターミナルへ、または家族が待つ遠く離れた場所へと向かう。待合室で、バスの中でちょっとした出来事から言葉を交わす人々の人生が交わっていく。 2024.06.05イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『私、産まなくていいですか』甘糟 りり子 (著) ウエディングプランナーとして働く美春は、夫の朋希の誕生日プレゼントに奮発してライカのカメラを用意した。あまり喜んだ様子ではない朋希は、四十歳を迎えた今、子供がいらないという人生の選択に迷いが出てきた様子で…。 2024.06.03イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『にぎやかな落日』朝倉かすみ (著) 八十三歳のおもちさんは北海道で独り暮らし。文句を言ったり笑ったりしながら日々を過ごしていたおもちさんだが、何とこのたび入院することに。人生最後に向かう日々の暮らしと胸の思いを丁寧に描く。 2024.05.31イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『雪のなまえ』村山由佳 (著) 小学五年生の雪乃は学校でいじめに遭い、不登校に。ある日父親の航介が会社を辞め、雪乃とともに曾祖父母が暮らす長野で農業をするのだと言い出す。母親の英理子は仕事を続けるため単身東京へ残ることに。豊かな自然と周囲の人々の思いに包まれ雪乃は少しずつ成長していく。 2024.05.15イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ちびねこ亭の思い出ごはん かぎしっぽ猫とあじさい揚げ』高橋由太 (著) 三十五歳になる五十嵐さくらは疲れていた。書店の店長を務めているが、給料は安く責任は重い。仕事の辞めどきなのかも。そう考えたさくらは、自分が本を好きになったきっかけをくれた人ともう一度話がしたいと思い、死んだ人間と話ができるという「ちびねこ亭」を訪れる。 2024.05.06イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『すべての神様の十月(三)』小路 幸也 (著) ダメになってしまったロケ用の食材を時間内にそろえる、出張先から危篤状態の父のもとへ向かう。絶対に間に合わない状況なのに何故か時間内に送り届けてくれるタクシー運転手の正体とは(「間に合わせます」)。気まぐれで優しい神様たちと人間との縁を描くシリーズ第三弾。 2024.04.12イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』桜木 紫乃 (著) キャバレーで雑用係をしている二十歳の章介は母が置いていった父の骨壷と共に過ごしていた。ひょんなことからマジシャン、歌手、ダンサーというメンバーたちと1か月の間、同居することに。彼らとの賑やかな日々は、章介に寂しいという感情や家族の温もりを教えてくれる。 2024.04.10イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『鳴かずのカッコウ』手嶋 龍一 (著) 梶壮太は、国際テロ班に所属する公安調査官。ジョギングの途中目にした看板から中国・北朝鮮・欧米の組織が複雑に絡んだきな臭い事案の調査を担当することに。同僚の西海帆稀とともに神戸の町で裏から糸を引く謎の男を追跡するのだが…。 2024.04.08イラストブックレビュー