相手の痛みが理解できなくても想像することが大切

『ファーストラヴ』 島本 理生 (著)文春文庫

あらすじ

アナウンサー志望の女子大生、聖山環菜が父親殺害の容疑で逮捕された。動機は不明。臨床心理士の真壁由紀は、本の執筆のために、環菜やその周囲の人々へ取材を行う。やがて明らかになっていく環菜の過去、そして心境とは。

女子大生が父親を殺した動機とは

女子大生が父の職場に出向き、刺殺。自宅へ戻ったが母親と口論になり、再び家を飛び出し、顔や手に血を浴びた彼女を見た近所の主婦に通報され、逮捕。動機は自分でもわからないのだという環菜。臨床心理士として、彼女の心の中で起こったことを明らかにしようとする由紀。由紀の心の中にも環菜と共鳴する部分があったのです。環菜の弁護人となった、義弟でもある迦葉にも振り回されますが、環菜の周辺を調べるうちに驚くべき過去が明らかになります。

まとめ

その傷を言葉にできない痛みは解消されることなく、さらにその傷口を広げてしまうのです。痛みは本人にしかわからないものではありますが、どんなダメージを受けるのかという想像力を持つことが大切なのだと感じる物語です。

<こんな人におすすめ>

心と身体に受けた傷を言葉にできない苦しみを描いた物語を読みたい
苦しみ悲しみ、そして愛情が交錯するような物語に興味がある
島本 理生のファン

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