『その時までサヨナラ』 山田 悠介 (著) 河出文庫
あらすじ
別居中の妻子が旅先で列車事故に遭遇。妻は亡くなり、助かった息子を義両親へ引き渡そうとする悟の前に、妻の親友だという謎の女が現れ、悟に対し、父親としての教育を叩き込もうとする。
仕事人間の悟が「父親」になれるのか
悟は家の事は一切顧みることのない仕事人間です。今の自分があるのは自分の力。自分と仕事以外を受け入れるキャパがありません。
ところが仕事上でのミスをきっかけに、状況が一転します。息子を「守るべき存在」としてようやく受け入れた悟。その先に見えてくる、亡き妻の残した思いとは。
まとめ
父親の立場から読んでも、母親の立場から読んでも「親子」「家族」「夫婦」について考えさせられる物語です。
<こんな人におすすめ>
仕事が忙しすぎて家庭のことが考えられない
夫が仕事ばかりで子どものことを全く見てくれない
夫婦や家族のあり方について改めて考えたい
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