解いた者だけが踏み入れることができる美しい世界

のこ

こちらは数学に全力を注ぐ

少年たちを描く青春物語よ。

ぬこ

すうがくぅ〜〜〜？

(￣д￣)ｴｰ　わかんなーい

のこ

…。

ネット上の決闘空間で数学を

戦わせるの。数学がわからなくても

大丈夫よ。

ぬこ

本当〜〜？

じゃあ読んでみるか。

『青の数学』　王城 夕紀 (著)　新潮文庫nex

あらすじ

雪の日、栢山が出会った少女は、数学オリンピックを制した天才、京（かなどめ）香凜。彼女は栢山に問う。「数学って何？」。若き数学者たちがネット上に集う決闘空間「E²」。ライバルと出会い、闘いながら栢山は香凜に問われた答えを探す。

一度見た数字は忘れないという能力を持つ栢山は、子供の頃に出会った数学者、キフユによって数学の世界に引き込まれます。高校生となり、キフユの知人、十河の力を借り、基礎力を身につけると、ネット上の決闘空間「E²」などで様々な闘いに挑んでいきます。

まとめ

数学とは何か。何故数学をやるのか。仲間と解く意味はあるのか。数学をやりながら哲学的とも言える多くの問題があらわれ、そしてその答えを見つけていく栢山。数学が好きな人も、そうでない人も栢山を通してその美しい数学の世界を垣間見ることができる物語です。

＜こんな人におすすめ＞

数学が好き、または数学が苦手である
数学を通して成長していく青春物語を読んでみたい
王城 夕紀のファン

ぬこ

なんか数学って、深くて

美しい…？

のこ

そうね。数学が得意ではない人も

数学を楽しむ人の世界観を理解

することで、その世界に近づけるのかも

しれないわね。

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