のこ
こちらは過疎の村で過ごす
4人の老人たちを描いた
物語よ。
ぬこ
過疎の村の老人。
なにやらのんびりして
いそうだな。
のこ
そうね。たまに来る、見慣れぬ
客の相手をして盛り上がったり、
山の動物たちとの交流もあったり
して楽しそうよ。
ぬこ
老人たちも結構クセがありそうだな。
どんな騒ぎを起こすのやら。
『四人組がいた。』 髙村 薫 (著) 文春文庫
あらすじ
郵便局兼集会所に日がな集まり毒を吐きながら過ごす四人の老人。車もめったに通らない山奥の村で、過去の話や他人の悪口に花を咲かせていると、時おり見慣れぬ客がやってくる。四人組はいい暇つぶしができたとばかり、客の相手をするのだが…。
自称村一番の教養人の元村長、自称村一番の常識人の元助役、自称元プレイボーイの郵便局長、自称小股の切れ上がった熟女のキクエ小母さん。四人の老人たちが地元や都会の人間、そして人ならざる者を相手に大騒ぎします。
まとめ
山の動物たちとも親交が深く、だましだまされ、持ちつ持たれつ、一枚うわてな老人たち。日本の山奥の過疎の村でありながら、住む者たちのユートピアのようにも感じられます。最強老人たちの放つブラックユーモアが炸裂する物語です。
<こんな人におすすめ>
田舎の老人たちが巻き起こす騒動を描いた話に興味がある
ファンタジー要素を含んだブラックユーモア小説を読んでみたい
髙村 薫のファン
リンク
ぬこ
わあお ファンタジー要素も
あるんだな。しかし4人のキャラが
濃いなあ〜。
のこ
元気でいたずら好きで、
頭の回転の早い老人たちが
巻き起こす騒動が楽しい物語ね。
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コメント