こちらは80歳のおばあちゃんが
活躍する「傘寿まり子」の
第9巻よ。
おっ!倒れたぴえーるさんは
どうなったんだ?
商店街の行方も気になるぞ。
商店街の人たちのあきらめ感が
強いのだけど、そうした中で
ファッションショーを行おうと
まり子は奔走するの。
いろんな人間を説得して
まわるのか〜。今回も大変そうだけど
がんばれまり子!!
『傘寿まり子(9)』 おざわ ゆき (著) 講談社
あらすじ
ウェブ雑誌の編集長を務める80歳の小説家・幸田まり子。シャッター商店街活性化のために、商店街でのファッションショーを企画。
しかし、協力者である洋服屋のぴえーるさんが倒れてしまうなどトラブルは山積みで…。
息子の嫁の不倫疑惑をきっかけに、嫁との関係や人間性を改めて見直すことになったまり子。
一方、ファッションショーを決行すべく、商店街の人たちを、ラトルのメンバーと共に説得してまわります。
中華屋をやめようかと悩む店主夫婦とその娘、商店街の活性化に良い顔を見せない組合長も自身の喫茶店を閉めようとしたり、息つく間もなく発生するトラブルに、まり子たちはどう立ち向かっていくのでしょうか。
まとめ
お客が減っていく商店街で店を営むのは、精神的にもきついものがあります。
しかし、全てをあきらめてじっとするよりも、今だけでも全力でお客さんに楽しんでもらうことを、自らも楽しむことは、とても価値があるし、明日への糧となっていくのです。
<こんな人におすすめ>
シャッター商店街が元気を取り戻していく様子に興味がある
その段階で起こる具体的な問題点や克服する様子を読みたい
おざわ ゆきのファン
「傘寿まり子」のイラストレビューはこちらからもご覧いただけます。
常に自分のためじゃなくて
誰かのために全力で取り組む
まり子がアツい。
朽ちていくのをじっと待つよりも
今いるお客さんに全力で楽しんで
もらおうという発想の転換が
成功を呼んだのかもしれないわね。
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