2021-07

イラストブックレビュー

王は何処に?戴国を守るため泰麒がたちあがる

『白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。驍宗が戴国の王に即位してから半年。騒乱を抑えるべく向かった先で王は消息を絶ち、泰麒も姿を消した。戴国の人々は王不在の中、寒さと貧しさに苦しんでいる。将軍李斎は、他国の王の力を借りて泰麒を連れ戻し、戴国へと戻る。王は果たして無事なのか。
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老舗料亭一族を襲うものの正体とは

『ゴーストハント6 海からくるもの』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。日本海に挑む岬の上に立つ、能登の料亭、吉見家は、代替わりのたびに、多くの死者を出すという。古い伝説が残るこの土地に暮らす一族に襲いかかるものの正体は何なのか。
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書店営業に興味のある方はぜひ!これを読めばよくわかる

『平台がおまちかね』  大崎 梢 (著) のイラストブックレビューです。中堅の出版社、明林書房の新人営業、井辻智紀は、今日も書店へと向かう。ところが自社本をたくさん売っている書店を尋ねたら店長に冷たくあしらわれ、文学賞の受賞式には受賞者が会場に現れず…。本を愛する全ての人に贈る、ハートフルミステリー短編集。
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信長という「光」の陰で生き、死んでいった者たちのドラマ

『信長嫌い』 天野 純希 (著) のイラストブックレビューです。<!-- wp:paragraph --> <p>目の前にあった天下を獲れなかった今川義元、戦の魅力にとりつかれた真柄直隆、ひたすら逃げ続けた六角承禎、将軍殺しの悪名とともに生きた三好義継、戦さを好まず何よりも茶を愛した佐久間信栄など、名将・織田信長に苦しめられた者たちが懸命に生きる姿を描いた群像劇。
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神の仕業か、悪魔のいたずらか。修道院で起こる謎。

『廃院のミカエル』 篠田 節子(著) のイラストブックレビューです。食品輸入会社の現地職員として働く美貴は、アテネに訪れた。目的の蜂蜜を捜すために訪れた村にあった、修道院の壁に描かれた大天使ミカエルの絵を見つける。それから彼女の周囲では不思議な出来事が起こり始める。
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複雑に絡み合った線が一気にほどかれる快さ

『青光(ブルーライト) 』柴田 よしき (著) のイラストブックレビューです。青い電飾が遺体のそばに巻かれているという連続殺人事件が東京を震撼させていた。同じ頃、作家でありブルーライト探偵所長でもあるユナのもとに、女友達の秋子から助けを求めるメールが届く。一方、探偵社で依頼を受けた身辺調査が、連続殺人とのつながりを見せて…。
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どこか違和感のある愛のカタチ

『すみれ荘ファミリア』 凪良 ゆう (著) のイラストブックレビューです。食事付きの下宿、すみれ荘の管理人を務める一悟は、妻を事故で亡くし、娘は妻の両親が育てている。すみれ荘の入居者たちとは気心が知れており、穏やかな日々を送っていた。そこに新しい入居者、芥が加わる。彼は幼いころに生き別れた弟のようだが、正体を明かそうとはしない。
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飛行機が苦手な方はご注意ください

『死んだら飛べる』スティーヴン・キング, ベヴ・ヴィンセント(編)のイラストブックレビューです。スティーブン・キング、ジョー・ヒルの書き下ろし作品を含む、全17篇の恐怖のフライトへとご招待。
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その世界につながる「穴」はあらゆる場所にある

『夜行』 森見 登美彦 (著) のイラストブックレビューです。十年前、同じ英会話スクールに通う6人の中まで鞍馬の火祭にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに集まり、火祭に行くことになった夜、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語る。そして全員が道中で同じ銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。
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無敵のお姫様にぴったりのお菓子とは

『親王殿下のパティシエール(2) 最強の皇女』篠原悠希 (著)のイラストブックレビューです。清の皇帝の第十七王子・永璘お抱えのパティシエール見習いとして北京にやってきた仏華ハーフのマリー。だが新しく雇われた厨師たちは女性であるマリーが厨房にいることに納得いかない様子。彼らに認めてもらうためにはどうしたら良いのか、頭をひねるマリーだが。