『天国で君に逢えたら』 飯島 夏樹 (著) 新潮社
あらすじ
がん患者の心の声を代筆する「手紙屋」を病院内に開業した精神科医、純一。彼の元には様々な患者が訪れる。
晩年、ウィンドサーフィンに挑んだ男性患者
うつ病とパニック障害を持つ純一。少し気が弱くて、周囲の強烈な個性を持つ面々に振り回され、巻き込まれながらも「手紙屋」という仕事にやりがいを感じます。
「俺は陸サーファーだった」という言葉を綴り、その手紙を妻へ送ったがん患者。彼は晩年、体の不調を押し、果敢にウインドサーフィンに挑みました。その表現は圧巻で、ライドの画像はもちろん、波や風の匂いまで感じるようです。
まとめ
ガンという病により、それまでの価値観がガラリと変わることになった患者と、その家族たち。最期の時までどうやって生きるのか。その生き方こそが残された者への最高の贈り物になるのです。
<こんな人におすすめ>
ガン患者の心を受け止める医者はどんなものかを知りたい
クスッと笑えてほろりとさせる話が好きである
ウィンドサーフィンが好きである
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