『彼女は1人で歩くのか?』 森 博嗣 (著) 講談社タイガ
「BOOK」データベースより
ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる、人工細胞で作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに命を狙われた。心当たりはなかった。彼を保護しに来たウグイによると、ウォーカロンと人間を識別するためのハギリの研究成果が襲撃理由ではないかとのことだが。人間性とは命とは何か問いかける、知性が予見する未来の物語。
二百年後の世界
二百年後、人口細胞の技術が発達し、人間の寿命は半永久的に長くなった。しかし、子供が産まれなくなり、人口が減少。
作者は工学博士だけあって、背景設定がしっかりとしていて、説得力があります。主人公の研究に対する考え方、行動なども「学者あるある感」がすごいです。
まとめ
科学、哲学、SF。あらゆる要素がギッシリ詰まった読みがいのある物語です。
<こんな人におすすめ>
SF近未来モノが好きな人
学者の生態に興味がある人
アクション、サスペンス、SF好きな人
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント