イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』宮部 みゆき (著) 神田三島町に店を構える袋物屋の三島屋の次男坊・富次郎が聞き手を務める百物語は「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」というきまりごとがある。初代の聞き手であるおちかの出産を控え、いっとき百物語も休みをとっていたが、仏様を背おい、土の匂いをさせた一人の女がやってきた。 2025.10.09イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー 『営繕かるかや怪異譚 その参』小野 不由美 (著) 何かにつけ順子を責め立て続けた姑の貴恵が亡くなってから半年。いまだに解放された気がしないでいる。貴恵が薬を飲む時間になると鳴り出す、壁をコツコツと叩く音。スマホに何十件も入る貴恵からの着信。ついには階段を踏み外し怪我を負った順子を心配した義姉の組が紹介してくれたのは「営繕屋」だった。 2025.09.18イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『楽園ジューシー ホテルジューシー』坂木 司 (著) 小・中・高といじめ続けられてきたザッくん。そんな中でもできたかけがえのない仲間たちと「いつか沖縄へ行こう」と約束する。大学生になり、思いがけずそのあこがれの地にバイトで行くことになったザッくんは、ホテルジューシーの従業員や客たちと交流しながら目をそむけてきた自分の内側に向き合っていく。 2025.05.22イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』五条 紀夫 (著) メロスは推理したー。自分の身代わりとなり捕らわれてしまった親友を救い出すために、三日以内に故郷を往復しなければならないことになったメロス。しかし故郷では妹の婚礼前夜に新郎の父親が何者かに殺された。しかも現場は密室状態。一刻も早く首都へ戻るうためにメロスはこの事件の解決に乗り出す。 2025.05.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き』伽古屋 圭市 (著) まかないを出す下宿屋「猫目荘」へ入居することになった結芽。漫画家デビューをしたものの、ヒット作品を作り出せないまま数年が経過しついに筆を折ることを決意。猫目荘の美味しいご飯を食べ、個性豊かな生き方をしている住民たち と交流するうちに結芽の内面と周囲に少しずつ変化が現れる。 2024.12.02イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『声の在りか』寺地 はるな (著) 夫と小学四年生の息子、晴基と暮らしている希和は民間学童で働きはじめることに。晴基が短冊に残した「こんなところにいたくない」という言葉、居心地の悪い保護者のLINEグループ、そして夫との関係。日々の暮らしの中で少しずつ失ってしまった声を、希和は少しずつ取り戻していく。 2024.11.25イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『テスカトリポカ』佐藤 究 (著) メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロは敵対組織の攻撃を受け、ジャカルタへ逃亡し身を潜めていた。そこで日本人の臓器ブローカーと知り合い、日本に渡り新たなビジネスを開始。一方、川崎で生まれ育った少年、コシモはバルミロにその力を見出され、彼らのビジネスをめぐる犯罪に巻き込まれていく。 2024.10.11イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『黒牢城』米澤 穂信 (著) 日の出の勢いの織田信長に叛旗を翻した男、伊丹郷の有岡城城主、荒木摂津守村重。その村重を説得しようとやってきたのは良将、黒田官兵衛。村重は官兵衛の言葉を受け入れず、彼を捕らえ地下の土牢へつなぐ。城内で起こるいくつもの事件の真相を、村重は地下牢の官兵衛に問うのだが…。 2024.09.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』宮部 みゆき (著) 江戸は神田の三島屋は人を招き、いっぷう変わった百物語をしている。聞き手である富次郎は、従妹おちかがお産を控えていることもあり、しばらく百物語を休むことに。そんな富次郎のもとへとやってきた豊かそうな身なりをした老夫婦が語ったたのは、かつて村人たちを襲った「ひとでなし」という化け物の話だった。 2024.08.30イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『オオルリ流星群』伊与原 新 (著) 父の薬局を継いだ久志。店の売り上げは右肩下がりで手を打たねばと思うが気力が湧いてこない。そんな折、天文学者になった高校時代の同級生・彗子が帰郷したとの知らせを耳にする。地元の地に手作りの天文台を立てるという彗子の計画に、高校の文化祭でともにタペストリーを作ったメンバーが集まった。 2024.08.28イラストブックレビュー