のこ
こちらはオカルト番組専門の
放送局で働くことになった
男性を描いた物語よ。
ぬこ
オカルト??
そんな怪しいものが映像に
残せるものなのかな。
のこ
怪しい噂のある場所に
とにかく駆けつけていき、
その現象を科学的に解明するわ。
ぬこ
なるほどね!
『チャンネルファンタズモ』 加藤 実秋 (著) 角川文庫
あらすじ
メジャーキー局報道部のディレクターとして数々のスクープをものにしてきた深見百太郎。トラブルに巻き込まれ退社のち、新たに就職したのはオカルト番組専門放送局、チャンネルファンタズモだった。霊能猫ヤマトと、元ヤンの構成作家・ミサとともに取材現場へと向かう。
都市伝説や道生物、幽霊など、噂の現場へ取材に出向くのは、オカルトマニアで霊感ゼロのミサと、華麗なキャリアを持ち、怪奇現象を科学的に否定しながらも実はビビリな百太郎、そして黒猫のヤマト。クセのあるキャラたちがテンポよく動き回ります。
まとめ
怪奇現象の裏に隠された、生きた人間たちの悲しみや憎しみ、黒い思惑。それを百太郎が報道で鍛えた観察力と推理で見事に解決していきます。怪奇現象の奇妙な部分と、どこまでも真実を追う報道の執念をユーモアたっぷりな筆致で描く物語です。
<こんな人におすすめ>
オカルト専門チャンネルの番組内容に興味がある
オカルト現場で起きた謎を解くミステリを読んでみたい
加藤 実秋のファン
リンク
ぬこ
テレビディレクターの
観察力ってすごいんだなあ。
のこ
怪奇現象とテレビ屋の執念を
ユーモアたっぷりに描く
物語ね。
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