のこ
こちらは京都の老舗ホテルの
レストランで働くスタッフと
お客様を描く物語よ。
ぬこ
ホテルのレストランて高いよな。
その分サービスも良さそうだけど。
のこ
お客様に最高のもてなしを、と
考えるスタッフの努力も見ものね。
ぬこ
どんなふうにサービスしてくれるのかな?
『京都スタアホテル』 柏井壽 (著) 小学館文庫
あらすじ
『京都スタアホテル』は、百二十年の歴史を持つ老舗ホテル。館内レストランバーの支配人である、勤続三十三年のベテラン、北大路直哉は、館内レストランに訪れるお客様に満足していただけるよう、心をつくす。
京料理、鮨、中華、フレンチなど、それぞれのレストランには様々な思いを抱えた客たちが訪れる。
最高のおもてなしを提供するホテルのレストラン
支配人の北大路は、館内レストランの予約が入ると、そのお客のために最善のサービスを提供するべく、料飲部門のチーフマネージャー・白川雪と各レストランの料理長などと相談し、準備を進めます。
やって来たのは、妻を亡くして八年になるアパレル会社の社長・君島と、友人である女性の朝生花枝の二人。目出たい話になるのでは、と予測する雪と、そうではないと解釈する北大路。焼きフグを口にしつつ、君島と花枝の話はどこに進んでいくのか…。
まとめ
料理人たちの腕、雪の細やかな気配り、北大路の、お客に対して時に軽妙でありながら歓迎する様子が伝わってくるもてなしぶり。お客に寄り添い、立ち入りすぎず、最高の料理と思い出を提供してくれる、心温まる物語です。
<こんな人におすすめ>
おいしいご飯が好き
心に残るもてなしをしてくれるホテルの話を読んでみたい
柏井壽のファン
リンク
ぬこ
こりゃあ一生の思い出に
なるなあ。俺も行ってみたい!
のこ
お客様に立ち入りすぎず、
でも時にはそこを踏みこえて
しまうことも。それもお客様のことを
思うゆえなのよね。
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