のこ
こちらは、これから社会へ
出ようとする青年を描いた
物語よ。
ぬこ
それまで学生だったのが
社会に出るとなると
不安も多いだろうなあ。
のこ
高校時代の恩師がくれた
数々の言葉を胸に、自分の
進むべき道を模索していくの。
ぬこ
へえ!人生の岐路に立った時に
心に浮かぶのは、どんな言葉
なんだろうな。
『スタートライン』 喜多川 泰 (著) ディスカヴァー・トゥエンティワン
あらすじ
今の自分にできることで、自分の価値を判断しちゃいかん。五年後の自分の可能性を舐めるなよ。高校三年生の大祐と、東京から転校してきた真苗。二人が五年後にたどり着いた未来とは。
日本史の宮下先生は、大祐の心に火を灯すような、様々な言葉を放ちます。そんな「心を震わす言葉」をノートにとり、宮下先生の授業が楽しみになっていた大祐。しかし、思いを寄せる転校生、真苗と宮下の距離感が、どうも近すぎると感じる大祐は、思い切って真苗に告白するのですが…。
まとめ
淡い恋愛物語をベースに、高3の頃に浴びた、心の炎を燃え上がらせるような多くの言葉たちに対し、五年後の大学四年頃には敷かれたレールを歩かない者への異端者扱いといったネガティブな言葉が飛び交います。情熱を持ち、出会いを大切にして生きるということ。そんなことを教えてくれる、今まさにスタートラインへ立とうとする人に、手に取ってもらいたい物語です。
<こんな人におすすめ>
自分の未来が不安である
進学や就職などあたらしい生活がはじまろうとしている
喜多川 泰 のファン
リンク
ぬこ
「四年後の自分の可能性を舐めるなよ」
とかグッとくるなあ!よし、やるぞ!
っていう気になってくるぜ。
のこ
まさに背中を押してもらえるような、
自分の可能性を信じられるような言葉が
溢れているの。今、スタートラインに
立とうとしている人に読んでもらいたい一冊ね。
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