こちらは猫島という場所で
起こる殺人事件を描く
コージー・ミステリーよ。
コージー・ミステリーって
なんだ?
日常的な暮らしの中で起こる
事件を、軽妙に描く、ハードボイルドと
対局にあるミステリーね。
なるほどね。猫島の日常で
どんな事件が起こるんだ?
楽しみだな。
『猫島ハウスの騒動』 若竹 七海 (著) 光文社文庫
あらすじ
太平洋にひょろりと突き出した、神奈川県葉崎の小さな半島、通称・猫島は、三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのんびりと暮らしている。
ある日、その海岸でナイフが刺さった猫のはく製が見つかり、さらにマリンバイクでの衝突による死亡事故が。
猫アレルギーの警部補、お気楽な派出所警官、派出所勤務のポリス猫らが辿り着いた真相とは。
猫と共生する島として観光客にも人気の高い猫島。
この島でナイフの刺さった猫のはく製が発見され、休暇中でたまたま島を訪れていた駒持警部補は、出世を望まず気楽にやっていきたいと考えている七瀬巡査とともに状況を調べます。
すると、崖の上から人が落ちてきて、マリンバイクで海を走っていた男性にぶつかり、二人ともが亡くなるという出来事が。
駒持は事故ではないようだと考えます。
民宿猫島ハウスで、オーナーである祖母の手伝いをする高校生の響子は、死んだ大叔父が、かつて日本を揺るがした3億円強奪事件の犯人の一人であったことを聞かされ、複雑な思いを抱きます。
おまけに強奪された金は猫島のどこかに隠されているのではないか、などという噂も…。
まとめ
人々が協力しながら生活する小さな半島で起こる奇妙な事件。
個性豊かな面々と、愛嬌たっぷりな猫たちが、少しずつ真実へと近づいていきます。
軽い読み心地ながらしっかりと心に残るミステリーです。
<こんな人におすすめ>
コージー・ミステリーに興味がある
どことなくユーモアの漂う田舎を舞台にしたミステリーを読みたい
若竹 七海のファン
猫が大活躍!!
これは確かになんだか
ユーモラスなミステリーだ。
猫と共生する島の人々の
苦労と喜びもよくわかる
物語ね。
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