のこ
こちらはおしゃべりする猫が
人間と謎解きをしていくお話しよ。
ぬこ
しゃべる猫?ファンタジーなのか?
のこ
いえいえ、空想で話していたことが
実際事件となって起こってしまうという
ミステリーなの。
ぬこ
そいつは謎だな!
どんな風に展開していくのかな。
『猫には推理がよく似合う』 深木 章子 (著) 角川文庫
あらすじ
田沼清吉法律事務所では、田沼弁護士の亡き妻の愛猫を飼っている。事務員の花織はこの猫のお世話も仕事。ところが、この猫「スコティ」はおしゃべりをする。そのスコティに、「もしも先生が殺されて金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」という推理合戦を仕掛けられる。怪しい依頼人たちを容疑者に見立て、妄想を膨らませていたところ、なぜか事件が現実に…!!
純白の毛におおわれたスコティッシュフォールドのスコティはちょっと生意気だがかわいいところもある美しいオス猫。たまにくる依頼人をネタにあれこれと妄想を広げ、花織ととこっそりおしゃべりを楽しんでいます。スコティが好きなのは「謎解き」。花織に「先生が殺され、金庫の中身がなくなっていたら?その犯人は?」と謎をもちかけます。花織とスコティがあれこれと妄想を繰り広げていると、背後から影が忍び寄り…。
まとめ
猫がしゃべる、と奇抜な設定ですが、綿密に練られた構成は見事なもので、物語にぐいぐいと引き込まれていきます。わがままで気分屋だけど愛らしい猫の魅力を楽しめる本格ミステリーです。
<こんな人におすすめ>
猫が謎のお題をふっかけるというミステリを読んでみたい
衝撃のどんでん返しを描いたミステリを読みたい
深木 章子のファン
リンク
ぬこ
おお!!意外な展開。
のこ
猫の魅力が楽しめて、
なおかつ本格的な謎解きが
楽しめるミステリーね。
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コメント