こちらは大人気「しゃばけ」
シリーズ第18弾よ。
そしてこちらのシリーズ、
なんと20周年を迎えたそうよ。
ひとつのシリーズで20年かあ。
カツオも就職しちゃうくらいの期間
作品を続けて出しているってすごいことだな。
今回は若だんなの前に
千里眼を持つ男が現れるの。
そして若だんなにあるお願いを
するのだけど。
千里眼か!上手く使えば
便利そうだけどな。若だんなは
どんなお願いをされたんだろう?
『てんげんつう』 畠中恵 (著) 新潮文庫
あらすじ
若だんなの前に「てんげんつう」と名乗る男が現れた。
千里眼を持つこの男は、あらゆるものが見えるために人々に嫌われてしまう。
何とかして欲しい、と若だんなに頼み込むだが…。
一方、仁吉に惚れてしまった天狗の姫が、なんと若だんなの祖母・おぎんに勝負を挑む。
そして許嫁である於りんの実家には数々の災難がふりかかり…。
大人気「しゃばけ」シリーズ第18弾。
世話をしていた猫から「てんげんつう」という千里眼を手に入れた男は、未来のことから人の心まで、あらゆることを見通せます。
そのために疎まれたり、時には命を狙われたりすることもあり困っているので、若だんなに助けてほしい、と訴えます。
勝手な言い分に腹を立てる手代の佐助は断りますが、若だんなの周囲で様々な災難が起こります。
先を見通せるてんげんつうを相手に若だんなたちが考えた作戦とは。
また、仁吉に惚れた天狗の姫は、おぎんに勝負を挑みます。
効能が高いと言われる丸薬を多く探し出せば仁吉と一緒になることを認めてもらおうと言うのです。
相変わらずおぎんに振り回される仁吉はどこか楽しそうで。
まとめ
安定の病弱ぶりを発揮する若だんなですが、仁吉をからかったり、許嫁のために奔走したりと、内面の成長と、自身の柱のようなものがしっかりとしてきている印象です。
妖たちのそばにいながら、誰よりも人間の弱さや不合理を理解しているのが、若だんななのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
千里眼を持った人間がどうなるか興味がある
『しゃばけ』シリーズのファン
畠中恵のファン
『しゃばけ』シリーズのイラストブックレビューはこちらからもご覧いただけます。
『しゃばけ』の新潮社公式サイトはこちら。
鳴家(やなり)がインスタを開始。
あちこちにお出かけして楽しんでいるようです。かわいい〜〜♪
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。