新潮文庫

イラストブックレビュー

あなたの心を癒すコンビニ、あります。

『コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店』町田そのこ (著) のイラストブックレビューです。九州エリアのみに展開しているコンビニチェーン「テンダネス」。中でもトップクラスの売り上げを誇る名物店、「門司港こがね村店」では、その放出するフェロモンにより老若男女問わずに虜にしてしまうという魔性の店長が、熱心に仕事をしている。
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暗い欲望が絡む 五つの陰惨な事件を描く

『儚い羊たちの祝宴』 米澤 穂信 (著)のイラストブックレビューです。大きな事業を営む丹山家の長女、吹子は大変な読書家で、大学へ入ってからは「バベルの会」という読書サークルに参加。両家の子女が集まるこのサークルの合宿を楽しみにしていた吹子だが、屋敷の中で吹子の近親者が殺害される。「バベルの会」をめぐる五つの邪悪な事件を描く。
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何故こうなった?人の心に潜む闇を描き出す物語

『許されようとは思いません』芦沢央 (著)のイラストブックレビューです。入社三年目、常に営業成績最下位だった修哉が大きく成績を伸ばした。調べたところ自分が誤って注文数を多く入力してしまったことがわかった。ミスを言い出せなくなった修哉の取った行動が思わぬ災難へとつながっていく(「目撃者はいなかった」)。
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稀代の悪女かそれとも女神か。その素顔とは。

『悪女について』 有吉 佐和子 (著) のイラストブックレビューです。他殺か自殺か。謎の死を遂げた。女実業家の富小路公子。彼女に関わった二十七人へのインタビューから、次々と驚きの事実が明らかに。人によってまるで違う印象を使い分ける女の生き様を描く。
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戴国の新しい幕開けはどちらの王の手によるのか

『白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記』小野 不由美 (著) のイラストブックレビューです。暗闇の中で、男は黒い騶虞を手に入れた。地の底で感じる「生かされている」ということ…。一方、阿選は閉じ込めた驍宗を再度捕えるべく、函養山へ兵を派遣する。王宮に幽閉されているも同然の泰麒の心の内と、意を決して取った行動とは。戴国の命運やいかにい。
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戴国を守るために謀った麒麟の覚悟とは

のこ こちらは十二国記 『白銀の墟 玄の月』シリーズ 第三巻よ。 ぬこ 李斎たちが驍宗を 捜しにいったんだよな。 見つかったのか? のこ 李斎たちが捜していた男は すでに死んでいたのだけど ...
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不穏な空気が漂う宮中と動かぬ仮王の真意とは

『白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。国と国民のことを誰よりも考えていた王、驍宗。王に沿う麒麟、泰麒は仮王、阿選に会うため、日圭宮へやってきた。しかし、王座を手にした阿選は政をしようとはせず、役人たちの間でもやりとりがうまくいっていない様子。
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強くてしなやかな女子的生活に幸あれ!!

『女子的生活』 坂木 司 (著)のイラストブックレビューです。アパレル勤務のみきは、おしゃれをしたりインテリアを楽しんだりして、「女子的生活」を楽しんでいた。ある日、マンションの部屋の前に不審な男が座りこんでいて…。マウンティング、モラハラ、毒親。次々と現れる強敵に、みきは立ち向かう。
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王は何処に?戴国を守るため泰麒がたちあがる

『白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。驍宗が戴国の王に即位してから半年。騒乱を抑えるべく向かった先で王は消息を絶ち、泰麒も姿を消した。戴国の人々は王不在の中、寒さと貧しさに苦しんでいる。将軍李斎は、他国の王の力を借りて泰麒を連れ戻し、戴国へと戻る。王は果たして無事なのか。
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信長という「光」の陰で生き、死んでいった者たちのドラマ

『信長嫌い』 天野 純希 (著) のイラストブックレビューです。<!-- wp:paragraph --> <p>目の前にあった天下を獲れなかった今川義元、戦の魅力にとりつかれた真柄直隆、ひたすら逃げ続けた六角承禎、将軍殺しの悪名とともに生きた三好義継、戦さを好まず何よりも茶を愛した佐久間信栄など、名将・織田信長に苦しめられた者たちが懸命に生きる姿を描いた群像劇。