のこ
こちらはかつて同級生だった
記者と刑事が同じ事件を追う
ミステリーよ。
ぬこ
同級生で同じ事件を?
2人に関わりのある事件なのかな。
のこ
そうね。事件を追ううちに
青春時代の出来事にまで
つながっていくの。
ぬこ
過去と現在がどう事件と
つながっていくのか。
興味あるな。
『十字の記憶』 堂場 瞬一 (著) 角川文庫
あらすじ
長浦新報白崎支局の支局長となり、20年ぶりに地元へと戻ってきた福良。前市長の息子が銃殺された事件の取材をはじめるが、高校時代に同じ陸上部だった県警捜査一課の芹沢もこの事件を追っていた。交わってはならない2人を、もう1人の同級生の過去によって引き寄せられていく。
大学が撤退してからさびれた雰囲気が漂う街。放置されていた大学の跡地で銃殺死体が発見されます。支局に赴任した福良は早速取材に出ますが、かつての同級生、芹沢が刑事として事件を捜査していることを知ります。
まとめ
記者と刑事、油が乗った三十代後半で、違いが仕事に高い能力とプライドを持っています。そんな二人がタッグを組み、もう1人の同級生の過去と現在を追ううちに事件との関連が出てきます。地方都市の繁栄と衰退、そして青春と今の仕事を描くミステリです。
<こんな人におすすめ>
警察と新聞記者の緊張した関係を描いた話に興味がある
青春時代から派生するミステリを読んでみたい
堂場 瞬一 のファン
リンク
ぬこ
記者と刑事の緊張感ある
やりとりがたまらんな!
のこ
地方都市の繁栄と衰退が
過ぎ去った青春時代と
重なっていくミステリーね。
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