イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『世田谷みどり助産院 陽だまりの庭』泉ゆたか (著) 東急世田谷線上町駅から徒歩5分。住宅地の一角にある古い洋館で母親たちのこわばった心や身体をやさしくほぐしていく、院長であり助産師である「おっぱい先生」こと律子。この母乳外来専門の「世田谷みどり助産院」には様々な悩みや思いを抱えた母親が訪れる。 2025.08.14イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『信仰』村田 沙耶香 (著) 同級生の石毛にしつこくお茶に誘われ、あ、勧誘だなと思った永岡。その石毛から出てきたセリフは「俺と、新しくカルト始めない?」。勧誘ではなくて一緒に商売としてカルトをやらないかという話で…。 2025.08.12イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『街とその不確かな壁(下巻)』村上春樹 (著) 勤めていた会社を辞め、町の小さな図書館の館長として働き始めた私は、前館長の子易さんに様々なことを問いかける。孤独や悲しみ、そして街や影の存在を。ある日、私の前に一人の少年があらわれる。彼は影を捨てて壁の内側にある街へ行きたいのだというが…。 2025.08.07イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『街とその不確かな壁(上巻)』村上春樹 (著) 十七歳のぼくに、ひとつ年下のきみはその街のことを教えてくれた。夏の夕方、川べりに腰を下ろし「本当のわたしが生きて暮らしているのは、高い壁に囲まれたその街の中なの」と話すきみはある時突然に姿を消した。その街に入りたいと、どれほど強くぼくは望んだことだろう。そこで本当にきみに会いたいと。 2025.07.31イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『老人ホテル』原田ひ香 (著) 大家族の末っ子として生まれた天使(えんじぇる)。テレビの特番で家族の「日常の様子」を何度も放送される近所でも有名だった実家を出て、キャバ嬢として働いていた彼女は「金持ちになれる方法を知っている」という老女・光子の後をつけ、そのノウハウを教えてほしいと懇願する。 2025.07.24イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『黒猫のいる回想図書館』柊 サナカ (著) 結婚式をも空前にして、恋人から別れを告げられ、仕事も家もなくおまけに鞄まで盗られ不幸のどん底に落ちていた千紗。路地裏にいた一匹の黒い猫から人生最悪の日ですか、と訊かれ、そうだと答えた千紗。目を覚ますとそこは図書館だった。 2025.07.15イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『桜風堂夢ものがたり』村山 早紀 (著) 『森の幽霊屋敷』とやばれている町の人々も近寄らない桜野町の森の奥深くに建つ洋館へ冒険に向かうことになった、桜風堂書店の手伝いをしている小学六年生の透。雨の降る中、洋館へ向かった仲良し3人組だが(秋の怪談)。桜風堂に関わる人々と彼らに起こる不思議で優しい奇跡を描く連作短編集。 2025.07.03イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『きらめく共和国 』アンドレス・バルバ (著) 1994年、緑のジャングルと茶色の川が流れる亜熱帯気候の町、サンクリストバルにどこの国の言語とも判別がつかない言葉で会話を交わす9歳から13歳の子どもたちの集団が現れた。奇妙な子どもたちの行動は町を警戒させ、大人たちの心にヒビを入れる。やがて32人の子どもたちは一斉に命を落とした。 2025.07.01イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー 『梟の咆哮 梟の一族』福田和代 (著) 眠らない一族「梟」の長・ツキである史奈は、大学を休学し一族を奇病から救う特別な水を求め京丹後へ旅に出た。この地でかつて戦ったことのある、同じく忍びの「狗」の一族と再開。彼らの一族が存続の危機に瀕しているという。過去の因縁を乗り越えて彼らは未来のために立ち向かう。 2025.06.05イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー 『燃える息』パリュス あや子 (著) 「ここだよ」と無造作に置かれるバッグや財布から呼ばれると抗えず、自分の手の中に納めてしまう。置き引きがやめられない私がある日手にしたものとは(「呼ぶ骨」)。結婚式を控え、始めたダイエットにはまり、運動とプロテイン摂取をひたすら続けていたら…(「ジューンブライドバナナパフェ」)。何かに依存せずには生きていけない人生の苦しみや葛藤、そして一握りの希望を描く六編を収録した短編集。 2025.06.03イラストブックレビュー