小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ディス・イズ・ザ・デイ』津村 記久子(著)

本社からやってきた人間からのパワハラに悩む会社員、両親の離婚以来会うことのなかったおばあちゃんとの交流、部活を辞めた先輩に近づきたい後輩の男子高校生。全国各地で地元に根ざし活躍する22のサッカーチームと22人のファンたちの人生を、2部リーグ今季最終節の「その日」を通して描き出す物語。
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『星を掬う』町田 そのこ(著)

何かも奪い取っていく元夫から逃げた千鶴は、女性だけが暮らすシェアハウス「さざめきハイツ」へ向かう。そこには二十二年前、千鶴を残して姿を消した母・聖子がいた。自らの家族関係を築き上げることができなかった者たちが身を寄せ合う共同生活はうまくいきかけたように見えたのだが。
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『ヴィクトリアン・ホテル』下村 敦史(著)

都内の一等地にあるヴィクトリアン・ホテルは、日本有数の超高級ホテル。百年の歴史があり、全面的な改築工事を控えておりいいったん休業することに。最後の夜を楽しむためにやってきた宿泊客たちが、それぞれの思いを胸に過ごす夜、彼らの運命が複雑に交錯していく。
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『赤と青とエスキース』青山 美智子 (著)

メルボルンの若手画家が赤と青の絵の具を使って描いた、女性をモデルにした一枚のエスキース。あっる夏から始まったこの絵をめぐる二人の絆は奇跡をつないでいく。
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『ちびねこ亭の思い出ごはん 茶トラ猫とたんぽぽコーヒー』高橋由太 (著)

母方の祖母が焼いてくれたパンが大好きで、専門学校を出てパン職人になった門奈かりん。老舗ベーカリーに就職したものの、求められていたのはパン作りの腕ではなかったことに傷つき会社を辞めます。部屋に閉じこもる日々の中、大好きだった祖母が亡くなり、祖母の家でしばらく暮らすことに。
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『私にふさわしいホテル』柚木 麻子 (著)

三年前、文学新人賞に応募し大賞を受賞した加代子は単行本も出せず泣かず飛ばずの日々を送る。それでも大物作家気分に浸りたくて、自ら山の上ホテルにカンヅメとなり気分を盛り上げようとしていたところに先輩の遠藤がやってきて、加代子の上の階で大御所作家が執筆中だと話し…。
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『サキの忘れ物』津村 記久子 (著)

十八歳の千春は高校をやめた後、病院に併設された喫茶店でアルバイトをしている。夢中になれるものがない、と思っていた千春は、ある日客が忘れていった文庫本をふと手に持ってみる。これまでの人生で最後まで読めた本はなかった千春だが。表題「サキの忘れ物」ほか九篇を収めた短編集。
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『水たまりで息をする』高瀬 隼子 (著)

結婚して10年になる衣津美は共働きで夫と二人暮らし。子供はいないが、このまま穏やかに暮らす日々が続いていくと思っていた。ところがある日、夫が「風呂には、入らないことにした」と発言し体を洗うことを嫌がるように。やがて衣津美は夫との間にある隔たりに気づく。
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『猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き』伽古屋 圭市 (著)

まかないを出す下宿屋「猫目荘」へ入居することになった結芽。漫画家デビューをしたものの、ヒット作品を作り出せないまま数年が経過しついに筆を折ることを決意。猫目荘の美味しいご飯を食べ、個性豊かな生き方をしている住民たち と交流するうちに結芽の内面と周囲に少しずつ変化が現れる。
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『ショートケーキ』坂木 司 (著)

もうすぐ二十歳になる私たちはやりきれないときに二人でケーキいを食べる(「ホール」)。白くて甘くてふわふわで、イチゴの載ったショートケーキはいつも売っていて、でもちょっぴり特別感もあって…。そんなショートケーキにまつわる5編の連作短編集。