小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように』ほしお さなえ (著)

軽井沢の老舗ホテルで人気の「手紙室」は、たくさん並んだインクの中から気に入った色を選び、誰に宛てても良い手紙を書くアクティビティ。一昨年前に妻を無くした滝田は、妻が遺した手紙室の預かり証を発見し、思い出のある銀河ホテルへ向かう。
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『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 (著)

中学二年生の成瀬あかりは、幼馴染の島崎みゆきに向かって宣言した。「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。閉店を間近に迎えた西武大津店に夏休みの間毎日通い、地元のローカル番組の中継に映り己の姿を残すのだと言う。破天荒でありながらもなぜかその姿から目がはなせない主人公、成瀬の活躍を描く。
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 『終電の神様 夜明けの行進』阿川 大樹 (著)

商店街の中にある小さな書店、「佐久間書房」に勤め、広報誌「うきうきタウンズ」を一人で制作している阪口朋香。終電間近に入ってきた仕事にやる気をなくし商店街へと繰り出す。ミュージシャンを目指していた日々、旅先での気づき、大切な人との別れ。終電後の思わぬ出会いと交流に背中を押され前へと進んでいく女性の姿を描く、シリーズ第五弾。
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『あの子とQ』万城目 学 (著)

十七歳の誕生日まであと十日となった朝。弓子は自分である物体『Q』と遭遇する。吸血鬼一族の娘として生まれながらも一度も人間の血を吸ったことのない弓子。脱・吸血鬼化の儀式に参加資格があるかを監視するためにQはやってきたと言う。誕生日を迎えるその日まで弓子は人間の血を吸わずに過ごすことができるのか。
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『ラブカは静かに弓を持つ』安壇 美緒 (著)

少年時代に起こったある出来事をきっかけに、悪夢と不眠に悩まされている橘樹。全日本音楽著作権連盟で働く橘は上司である塩坪から呼び出され、著作権法の演奏権の侵害をしている証拠を掴むため、音楽教室に通い潜入捜査を行うよう命じられる。橘は自身を公務員であると偽り、チェロ講師・浅葉桜太郎のもとに通い始める。
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『君のクイズ』小川 哲 (著)

クイズ番組の決勝戦へと勝ち進んだ三島は、今日の調子なら勝てる、と感じていた。ところが、同点で迎えた最終問題に、対戦相手の本庄は司会が問題を発する前に早押しボタンを点灯させ正答。三島は「問題を聞かずにクイズの正答を導き出せるのか」を検証する。
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『ゴリラ裁判の日』須藤 古都離 (著)

アフリカのカメルーンで生まれ育ったメスのゴリラ・ローズは高い知能を持ち、人間の言葉を理解しなおかつ「会話」を交わすこともできる。アメリカの動物園で暮らし始めた頃、小さな子供の安全のためにローズの夫は射殺されてしまう。ローズは動物園を相手に裁判を起こすのだが。
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『世田谷みどり助産院 陽だまりの庭』泉ゆたか (著)

東急世田谷線上町駅から徒歩5分。住宅地の一角にある古い洋館で母親たちのこわばった心や身体をやさしくほぐしていく、院長であり助産師である「おっぱい先生」こと律子。この母乳外来専門の「世田谷みどり助産院」には様々な悩みや思いを抱えた母親が訪れる。
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『信仰』村田 沙耶香 (著)

同級生の石毛にしつこくお茶に誘われ、あ、勧誘だなと思った永岡。その石毛から出てきたセリフは「俺と、新しくカルト始めない?」。勧誘ではなくて一緒に商売としてカルトをやらないかという話で…。
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『街とその不確かな壁(下巻)』村上春樹 (著)

勤めていた会社を辞め、町の小さな図書館の館長として働き始めた私は、前館長の子易さんに様々なことを問いかける。孤独や悲しみ、そして街や影の存在を。ある日、私の前に一人の少年があらわれる。彼は影を捨てて壁の内側にある街へ行きたいのだというが…。