
こちらは前作『問題物件』に
続く第二弾よ。恵美子はアメリカの
古びた洋館である事件に巻き込まれて
しまうの。

あらら。アメリカまで行って
どんな事件に巻き込まれて
しまったというんだ?

罪を犯した人間が泊まると拳銃自殺を
遂げるという噂のある部屋で実際に
一人の男性が頭を撃ち抜いて亡くなったの。

ええっ 噂の通りに拳銃自殺
したってこと?
というかあの犬頭は恵美子を
助けに来ないのか??
『天使の棲む部屋: 問題物件』大倉崇裕 (著) 光文社文庫
あらすじ
大島不動産販売のクレーム専門の部署に所属している若宮恵美子は、会社の指示を受けてアリゾナ州にある古びた洋館へとやってきた。
この館の一室では犯罪の容疑が濃厚な人物が拳銃自殺を遂げるという。
心強い相棒の犬頭あが先代社長の息子のそばについているといった事情から、一人でこの謎に挑むことになった恵美子だが。
罪人が拳銃自殺を図る部屋の謎
先代社長の息子、雅弘の容疑が悪化し、犬頭は急遽彼のもとへと向かうことになり「天使の棲む部屋」のある屋敷へたった一人で乗り込むことになった恵美子。
ところがそこには予想に反して館の前オーナーのエミリオのほかに彼の友人・ポール、車椅子に乗った五十代の婦人・バーバラ、大きなトランクを持ったセールスマン・オリビエ、そしてやせ型の紳士・トムがいました。
どうやらトムが持ちかけた投資が失敗し、各メンバーは多大な被害を受けたのですが裁判では無罪となる事情があったようです。
そこで被害者たちは、トムに天使の棲む部屋に一晩泊まってくれれば民事での訴訟は取り下げるという取引を持ちかけたのです。
無罪であれば命を落とすことはないが、有罪であれば拳銃で自らを撃つ。
そうした自殺者が何人も出たことで「天使の棲む部屋」と呼ばれるようになった部屋に泊まったトムは、翌日死体となって発見されます。
その右手には拳銃が握られていました。
自殺を偽装した殺人事件の可能性もあるため、トムと利害関係のないエミリオと恵美子で事件を調べることに。
まとめ
日本を飛び出してはるばるアメリカまでやってきた恵美子が挑むのは、罪を犯したものが泊まると拳銃で自殺を遂げるという天使の棲む部屋の謎。
実際に起こってしまったトムの死が果たして本当に自殺かどうかを犬頭不在の中、前オーナーのエミリオとともに調べていきます。
何とも不気味な空気が漂う中、取り乱すことなく自分の仕事に立ち向かう恵美子は、犬頭がいるからこそ進んでいけるのかもしれません。
規格外の犬頭の活躍ぶりが爽快なシリーズ第二弾です。
<こんな人におすすめ>
犯罪の疑いがある者が拳銃自殺をはかる部屋の謎を描いた話に興味がある
前作『問題物件』を読んだ
大倉崇裕のファン


いろんな物件と犬頭の破天荒ぶりを
目にしてきただけに冷静な恵美子が
頼もしいな〜。

それでもピンチの時に駆けつける
犬頭の期待以上の活躍ぶりに
大満足のシリーズね。
前作『問題物件』のイラストブックレビューはこちらからご覧いただけます。
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