歴史・時代小説

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『同志少女よ、敵を撃て』逢坂 冬馬 (著)

1942年。モスクワ近郊の農村で母とともに狩人として暮らしていた18歳の少女セラフィマ。彼女の日常は、村を急襲したドイツ軍によって奪われた。彼女自身も殺される寸前、赤軍兵のイリーナに救われ復讐のために狙撃兵になることを決意。同じ境遇の少女たちとともに訓練を重ねたセラフィマたちは、やがて戦場の前線へと立つ。数々の戦いを重ねた彼女たちにとっての「本当の敵」とは。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『おやごころ』畠中 恵 (著)

とんとん拍子で目出たく夫婦となった麻之助とお和歌。そのお和歌が身ごもり、喜びと不安でいっぱいの麻之助のもとには今日も江戸の困りごとが持ち込まれる。やがて元気な男の子が生まれ喜びムードの高橋家にやってきたのは一膳飯屋の富由屋夫婦。子供達のことで相談があるというのだが。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『恋紅』皆川博子 (著)

吉原の遊女屋である笹屋の一人娘として生まれ、遊女たちに囲まれ大切に育てられてきたおゆうは、吉原に馴染めずにいる自分を感じていました。ある日、両国で粗末な芝居小屋に迷い込んだゆうに、旅役者はやさしく接してくれました。そんな幼い日の出来事から五年後、再びこの役者と再会したおゆうの人生は大きく変わり始める。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『うたたね湯呑 眠り医者ぐっすり庵』泉 ゆたか (著)

京のお茶修行を終えて江戸へ戻ってきた藍。神田明神の参道に未伊勢を構えた千寿園は「かくし茶」が人々の評判を呼び大そうな賑わいに。しかし大店へ商売の忠言をする一心によれば次の一手を打たなければ店は潰れるとのこと。必至に考えた藍が思いついた考えとは。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『深川あやかし屋敷奇譚』笹目いく子 (著)

浅草田町にある高級料理茶屋「柳亭」の次男坊、仙之助は一見優男風の美男子だが、怪異に目がない変わり者。五十半ばを過ぎた富蔵と、三十路近くのお江津と十五のお凛の二人の女中と暮らす屋敷には千之助が集めたいいわく因縁付きのがらくたであふれている。あきれるお凛が目を三角にして止めても、今日もあやしげな謎の品が千之助のもとに持ち込まれる。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『卯の花月夜 江戸菓子茶店うさぎ屋』篠 綾子 (著)

修行していた駒込の菓子舗・照月堂を辞して、内藤宿で菓子屋をひらいたなつめ。甲州道を行く旅人たちにうさぎ型のもち菓子「望月のうさぎ」やたれが旨いと評判のみたらし団子を供している。体に良い養生菓子も作りたいと心に思うなつめは精進を重ねていく。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『会津恋い鷹』皆川博子 (著)

時は幕末。会津の山中で鷹の雛と出会い、青い目を見たとたんその魅力に強く惹かれた少女さよ。縁あって鷹匠に嫁ぐが、倒幕への動きは全国に波及し会津藩も朝敵として攻撃を受け始め、さよの夫も戊辰戦争に向かう。夫の留守中、鷹に向き合う小夜は次々と抗えぬ大きな力に巻き込まれていく。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『うぬぼれ犬 お江戸けもの医 毛玉堂』泉 ゆたか (著)

腕の良い医者である凌雲と妻の美津が動物の病を診る『毛玉堂』には、様々な症状を抱えた動物とその飼い主がやってくる。ある日、長く白いふわふわした毛を持つ可愛らしい犬を連れてやってきた飼い主は、この犬の妙な姿を放っておいて良いものか相談したかったのだという。その妙な姿とは…。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『雪旅籠』戸田 義長 (著)

若い頃から悪人の捕縛や吟味に辣腕を古い続け、その優れた能力から『八丁堀の鷹』と謳われてきた北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門と気弱な息子の清之介。同心親子が幕末の時代の波に翻弄されながらも、江戸で起こる事件の謎に挑む八編の物語。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『こいごころ』畠中 恵 (著)

江戸の大店、長崎屋の若だんながいつものように熱を出して休んでいると妖狐の老々丸と笹丸がやってきて、妖の力が尽きかけている笹丸に力を貸してくれないか、と言う。名僧・寛朝の力を借りて協力しようとするものの、そこでは化け狸にまつわる別の事件が待っていて…。