小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『両手にトカレフ』ブレイディ みかこ (著)

寒い冬の朝、お尻が見えるほど短いスカートを穿いたミアは図書館で一冊の本と出会う。カネコフミコの刑務所回顧録というその本の内容は、何故かミアには身近に感じられた。同級生には話せない現実に苦しむミアは、ある日ウィルに話しかけられラップのリリックを買い手ほしいと頼まれる。
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『満月珈琲店の星詠み~月と太陽の小夜曲~』望月 麻衣 (著)

大手出版社に勤める新人編集者の藤森光莉は、配属早々に大御所作家、二季草の担当をすることになるが喜びよりも戸惑いが大き、自分はこの会社に相応しくない人間という思いを強く感じていた。香川に住む二季をたずね、打ち合わせをした帰り、トレーラーカフェを発見する。
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『コンビニ兄弟4:―テンダネス門司港こがね村店― 』町田 そのこ (著)

多くの困ったひとたちを助け、悪を倒すヒーローになりたかった二十四歳の秋吉舞人。夢は諦めたつもりでいるものの、日々の筋トレやランニングは辞められずにいる。そんな舞人に、高校時代の友人・高木から着ぐるみのアルバイトをしないかと持ちかけられた、それは高木がバイトをしているコンビ二、テンダネスのオリジナルキャラクターの着ぐるみで…。
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『チェレンコフの眠り』一條 次郎 (著)

ある暑い夏の日の午後、マフィアのボス、シベリアーリョ・へへへノヴィッチ・チェレンコフは警官隊の一斉射撃を全身に浴び死亡した。彼と一緒に暮らしていたペットのヒョウアザラシのヒョーは、独り残され空腹に耐えきれず、アザラシ専用のゴルウフカートに乗り、出たことのなかった荒廃した世界へ飛び出す。
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『ミカエルの鼓動』柚月 裕子(著)

北海道中央大学病院の医師、西條泰己は手術支援ロボット「ミカエル」を操作し数々の手術を成功させ、病院内での地位を築いてきた。しかし病院長は、ドイツから天才心臓外科医の真木一義を招く。難病の少年の治療方針を巡り、ミカエルを用いた周術か従来の術式を行うかで西條と真木は激しく対立する。
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『百年の孤独』ガブリエル ・ガルシア=マルケス(著)

マコンドの村を開墾し村に訪れるジプシーから持ち込まれた新しいものに魅入られ夢中になるホセ・アルカディオ・ブエンディア。二人の間に生まれた鋭い目つきをした、もの静かで内気な子供のアウレリャノは成長し、多くの子供を持ち銃殺隊の前に立つ。ブエンディア一家の繁栄と衰退の百年を描く物語。
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『ディス・イズ・ザ・デイ』津村 記久子(著)

本社からやってきた人間からのパワハラに悩む会社員、両親の離婚以来会うことのなかったおばあちゃんとの交流、部活を辞めた先輩に近づきたい後輩の男子高校生。全国各地で地元に根ざし活躍する22のサッカーチームと22人のファンたちの人生を、2部リーグ今季最終節の「その日」を通して描き出す物語。
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『星を掬う』町田 そのこ(著)

何かも奪い取っていく元夫から逃げた千鶴は、女性だけが暮らすシェアハウス「さざめきハイツ」へ向かう。そこには二十二年前、千鶴を残して姿を消した母・聖子がいた。自らの家族関係を築き上げることができなかった者たちが身を寄せ合う共同生活はうまくいきかけたように見えたのだが。
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『ヴィクトリアン・ホテル』下村 敦史(著)

都内の一等地にあるヴィクトリアン・ホテルは、日本有数の超高級ホテル。百年の歴史があり、全面的な改築工事を控えておりいいったん休業することに。最後の夜を楽しむためにやってきた宿泊客たちが、それぞれの思いを胸に過ごす夜、彼らの運命が複雑に交錯していく。
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『赤と青とエスキース』青山 美智子 (著)

メルボルンの若手画家が赤と青の絵の具を使って描いた、女性をモデルにした一枚のエスキース。あっる夏から始まったこの絵をめぐる二人の絆は奇跡をつないでいく。