小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『虹いろ図書館のへびおとこ』櫻井 とりお (著)

学校へ行けなくなった小学六年生の火村ほのかがどりついたのは古い図書館。そこには体の半分が緑色をした司書のイヌガミさん、謎の少年スタンビズくんがいて、たくさんの本があった。彼らや物語たちと出会ったほのかは少しずつ自分の世界が動き出すのを感じて…。
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『羊は安らかに草を食み』宇佐美まこと (著)

俳句教室で知り合った八十歳のアイ、七十七歳の富士子、八十六歳の益恵の三人は仲の良い友人。アイと富士子は益恵の夫から依頼され、認知症になった益恵を連れて、三人で益恵の人生をたどる旅に出る。
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『笑うマトリョーシカ』早見 和真 (著)

人を惹きつける魅力に溢れ、47歳という若さで官房長官の座にのぼりつめた清家一郎。彼がもし誰かの操り人形だったとしたら?彼を操る人物とはいったい誰なのか。
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『オオルリ流星群』伊与原 新 (著)

父の薬局を継いだ久志。店の売り上げは右肩下がりで手を打たねばと思うが気力が湧いてこない。そんな折、天文学者になった高校時代の同級生・彗子が帰郷したとの知らせを耳にする。地元の地に手作りの天文台を立てるという彗子の計画に、高校の文化祭でともにタペストリーを作ったメンバーが集まった。
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『横浜コインランドリー 今日も洗濯日和』泉ゆたか (著)

ヨコハマコインランドリーで働く茜は仕事にもだいぶ慣れてきた。ある日スマホを手に若者たちが次々と店にやってきた。インフルエンサーの琴美がSNSで紹介したことがきっかけらしい。茜は彼女がふと見せる寂しげな横顔が気になってしまう。
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『厭世フレーバー』三羽 省吾 (著)

リストラされ家でゴロゴロしいていた父親が失踪した。母は酒浸りとなり、高校生の姉は夜遅くまで遊び歩き、兄はやたらと口うるさくなり、爺さんのボケは加速。中学生の末っ子は部活をやめ、高校へ行かず働くことを決意する。そんな家族に隠された秘密とは。
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『民王 シベリアの陰謀』池井戸 潤 (著)

第二次内閣発足の最大の目玉、「マドンナ」こと高西麗子環境大臣が新種のウイルスに感染した。その感染源はシベリアであるといいう情報が。加速する感染と陰謀説に日本は大混乱。国家を揺るがす未曾有の危機に、総理大臣・武藤泰山はバカ息子の翔、秘書の貝原とともに立ち向かう。
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『つまらない住宅地のすべての家 』津村 記久子 (著)

女性受刑者が脱獄し、自分たちの住む地域に向かっているちう情報を耳にした付近の住民たちは、協力し交替しながら路地を見張ることに。この事件をきっかけに、それぞれの家族の状況が見えてくると同時に、互いに影響を与え合いちょっとずつ彼らの考え方や行動を変えていく。
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『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』松田 青子(著)

手塩にかけて育てているのに一向に「身を固めない」娘、ザ・昭和な会社で働く赤いアイシャドウを塗った女性、コロナ禍で幼い娘を連れてホテルへ逃げ込んできた母親。女であることの、肉体や価値観から受ける苦しみや立ち向かっていく姿を描く短編集。
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『朱色の化身』塩田武士 (著)

昭和三十一年、芦原温泉街で大規模な火災が発生。六十年後、ライターの大路亨は、父に頼まれ失踪した女性・辻珠緒を探すため、彼女の関係者に取材をしていた。数々の真実が明らかになるにつれ、やがて芦原出身である彼女と大火災に関わりがあることに気づく。