歴史・時代小説

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『卯の花月夜 江戸菓子茶店うさぎ屋』篠 綾子 (著)

修行していた駒込の菓子舗・照月堂を辞して、内藤宿で菓子屋をひらいたなつめ。甲州道を行く旅人たちにうさぎ型のもち菓子「望月のうさぎ」やたれが旨いと評判のみたらし団子を供している。体に良い養生菓子も作りたいと心に思うなつめは精進を重ねていく。
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『会津恋い鷹』皆川博子 (著)

時は幕末。会津の山中で鷹の雛と出会い、青い目を見たとたんその魅力に強く惹かれた少女さよ。縁あって鷹匠に嫁ぐが、倒幕への動きは全国に波及し会津藩も朝敵として攻撃を受け始め、さよの夫も戊辰戦争に向かう。夫の留守中、鷹に向き合う小夜は次々と抗えぬ大きな力に巻き込まれていく。
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『うぬぼれ犬 お江戸けもの医 毛玉堂』泉 ゆたか (著)

腕の良い医者である凌雲と妻の美津が動物の病を診る『毛玉堂』には、様々な症状を抱えた動物とその飼い主がやってくる。ある日、長く白いふわふわした毛を持つ可愛らしい犬を連れてやってきた飼い主は、この犬の妙な姿を放っておいて良いものか相談したかったのだという。その妙な姿とは…。
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『雪旅籠』戸田 義長 (著)

若い頃から悪人の捕縛や吟味に辣腕を古い続け、その優れた能力から『八丁堀の鷹』と謳われてきた北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門と気弱な息子の清之介。同心親子が幕末の時代の波に翻弄されながらも、江戸で起こる事件の謎に挑む八編の物語。
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『こいごころ』畠中 恵 (著)

江戸の大店、長崎屋の若だんながいつものように熱を出して休んでいると妖狐の老々丸と笹丸がやってきて、妖の力が尽きかけている笹丸に力を貸してくれないか、と言う。名僧・寛朝の力を借りて協力しようとするものの、そこでは化け狸にまつわる別の事件が待っていて…。
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『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』泉 ゆたか (著)

吉原の入り口、五十間道と呼ばれる引手茶屋の並びにある一軒の本屋、耕書堂。十九歳の勇助は貸本屋をしていた父を亡くし、母と妹を養うためこの店で奉公することに。店の主人である蔦屋重三郎は勇助を「今日からお前は俺の息子だ」と言う。戸惑いながらも重三郎のそばでその仕事ぶりを目にしながら侑介は様々な作家たちとその作品が生まれていく様子に夢中になっていく。
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『結 妹背山婦女庭訓 波模様 』大島 真寿美 (著)

明和八年、近松半二が書いた「妹背山婦女丁庭訓」は大盛況だった。繁盛している酒屋の若旦那の平三郎は芝居好きが高じて義太夫節にも絵にも才を見出す。半二の弟子の徳蔵は家業があり、なかなか目が出ないものの浄瑠璃作家への道を諦められずにいる。そんな折、徳蔵に歌舞伎の脚本を書いてみないか、という誘いが入る。
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『子宝船 きたきた捕物帖(二)』宮部 みゆき (著)

正月二日の夜、枕の下に敷いて寝ると吉夢を見られるという宝船の絵。しかし、赤ん坊を亡くしてしまった家にあった宝船の絵から弁財天の姿が消えていたという。その頃、江戸深川の富勘長屋に住む岡っ引き見習の北一が利用していた弁当屋の一家三人が殺される事件が起こる。
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『実は、拙者は。』白蔵 盈太 (著)

深川の長屋に住む棒手振りの八五郎は実入りは少ないが気ままな一人暮らしをしている平凡で地味な男。ある夜、巷で噂となっている幽霊剣士「鳴かせの一柳斎」が人を斬る現場に出くわす。剣士の正体は八五郎が良く知る人物だった。
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『くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

風が冷たさを増し、体が温まるものを人々が求める季節。行方不明の弟を探しにきたという女客と息子の二人連れがやってきます。鬼勘も絡み、人探しに協力することになった喜八たち。そこから次々と驚きの事実が明らかになり…。